今さら聞けない!?ZRXシリーズその違いと特徴と中古車動向は?(大型編)

今もなお人気のバイク、ZRXシリーズ。1100から始まり、1200、ダエグと続いてきましたが、実際何が違うのか?またそれぞれの特徴とは?カンタンにご説明していきます!また中古車はどれがお得か?その動向は?少しご説明

 

①ノンカウルも存在した!ZRX1100

1996年に発売されたZRX1100。水冷のGPZ1100系をモチーフにした新設計エンジンを搭載。カウル付ネイキッドはZ1000系を彷彿とさせ、当時話題となりました。同時にカウルなしのZRX1100-Ⅱも販売。カウル付きのZRXが1999年までに約1万台販売されたのに対し、ZRX1100-Ⅱはわずか1000台のみの販売に終わり、ノンカウルはこの1100で終了となりました。

 

人気の無かったZRX1100-Ⅱ・・・

 

 

②1200Rと1200Sが存在したZRX1200シリーズ

2001年3月よりモデルチェンジして発売となりました。ZRX100のイメージをそのままにエンジンを1200ccにアップ。その他カウル形状も若干変更し、ZRX1200Rとして販売されました。

また1100-Ⅱの様なノンカウルスタイルは販売されず、マルチリフレクターを搭載したハーフカウルをフレームマウントしたツーリングモデルZRX1200Sが新登場しました。

コチラも結果あまり人気が出ず、トータル約1000台の販売台数にとどまり、このシリーズのみでSは販売終了となってしまいました。

 

 

 

③ZRXの最終形態!ダエグの登場!

2009年2月より販売となったDAEG(ダエグ)。これまでの5速ミッションから6速ミッションへ、キャブからインジェクションへと進化したダエグは新たなスタンダードネイキッドとして誕生しました。

 

 

Z誕生40周年を記念しての特別仕様車やスイングアームやインジェクションカバーなど、様々なパーツをブラックアウトした『ブラックリミティッド』など、限定車も販売され、その人気は衰えることがありませんでしたが2016年『ファイナルエディション』最後に惜しまれながらも販売が終了となりました。

 

 

④中古車動向は?お得なのはどれ?

どのシリーズもコロナ禍以降、中古車価格は上昇中です。2021年2月現在の平均価格はZRX1100が74万円、ZRX1200Rが165万円、ダエグは192万円とかなり高額で推移しています。今後も上昇を続けるのか、下落していくのかは様々な意見がありますので一概には言えません。ただ、1100は販売から25年が経過しており、一見キレイな個体でもエンジン内部や電気系統は弱くなっていることもあるようです。ですのであまり安い車両はオススメできません。特に初心者の方は1100や1200のキャブレター車よりもコンピュータで制御されているインジェクション搭載のダエグがオススメ。寒い冬の日も基本はセル一発で始動しますので安心して乗ることができます。

 

ただ『カスタムを楽しみたい』『キャブレター車で馬力を出したい』ということなら1200Rが良いのでは?と思います。レーシングキャブレターとマフラーを交換すれば130馬力近くも可能です!

 

1100から始まり、ダエグで終了となりましたが、未だ人気のZRX。ぱっと見たらどのシリーズかわかりにくいかも知れませんが、その内容は似て非なるバイクです。それぞれの特徴を確認し、自分に合ったバイクをチョイスしてみてください

 

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