キャブレターを交換する事のメリット・デメリット

旧車をカスタムしていく中で、どうするのか悩むのが『キャブレター』ではないでしょうか?見た目は一気に変わるし、レーシングキャブレター特有の機械音もかっこいい!でもセッティングとかできないし、そもそも値段どれぐらいかかるの?等不安に思われている方も多いはず。そのあたりを少しご説明!ぜひ参考にしてみてください。

 

そもそもよく聞くFCRって何?

みんなが良く付けている『FCRキャブレター』。これはケーヒンというメーカーが手掛けている製品で『フラットCRキャブレター』の略です。

 

純正キャブレターとは違い(細かい違いは省略します)、スロットルワークでピストンバルブの強制開閉を行います。加速ポンプから直接燃料を供給する構造のため独特な『キュイ――ン』という音がします。

 

レーシングキャブレターのいいところ

その①パワーアップする

セッティングさえ間違わなければエンジンが持つポテンシャルを最大限にまで発揮できます!ノーマルキャブレターでは味わえないパワーを感じることができます!

その②加速力の変化

加速ポンプから燃料が噴出されますのでアクセルを開ければ即加速していきます。その加速はパワーアップと相まって鋭い加速を手に入れることができます。

 

 

レーシングキャブレターの悪いことろ

その①セッティングが必要

燃調や空燃比等の知識はもちろん、シャーシダイナモ等のあるショップさんでお願いしなければ素人ではなかなかバッチリのセッティングは出せません。『買ってきて付ければOK』というわけでなく、季節によっても調整が必要な場合もあります。

 

その②燃費が悪くなる

アクセルを強制開閉しますので必然的にガソリンの噴射は多くなり、比例して燃費が低下します。ノーマル時と比べるとかなり落ちますので覚悟が必要です。

 

その③朝一エンジンのかかりが悪い・・・

FCRキャブレター等にはチョークが付いておらず、セル一発ではなかなかかかりません。2、3度アクセルを回し、キャブレター内にガソリンを入れてからセルを回す。それを数回しなければなかなかエンジンがかかってくれません。特に寒い冬の朝はエンジンをかけるのに時間がかかってしまいます。

 

 

レーシングキャブレターを導入する際の費用は? 

キャブレターを買ってきて『ポン付けして終了』と行かないのがこのカスタムの難しいところです。キャブレター本体の他にもハイスロキットやオイルキャッチタンク、セッティング費等が必要です。『どれぐらいかかるのか』『どんな覚悟が必要か』をショップさんに確認し、装着するのかしないのかを決定してみてください!FCR37φキャブレターで工賃込で30万~33万程度かかると思われます。

 

 

実際装着してみての感想!

ゼファー1100にFCRキャブレターを装着し約2年が経ちました。確かに上記デメリットで記載した様な事はありますが、今のことろ『不満』は一切ありません。それどころか見た目もカッコよく、加速や独特な音も楽しめ、バイクライフがより良いものになりました。ただ何かあった時にいつでも相談に乗ってもらえるプロ(ショップ)は必要だと思います。

 

 

付けるにしてもメリット・デメリットがあるのがこのレーシングキャブレター。しかしノーマルでは味わえない大きな変化を楽しめるのもまた事実です。ぜひ検討してみてくださいね!

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