【伝説のバイク -絶版車列伝-】 001 GPZ900R

今回から始まりました伝説のバイク -絶版車列伝-!絶版車にも関わらず人気は衰え知らず、益々ファンが付いて価値がどんどん上がり出している、そんなバイクを特集します!記念すべき第一回目の今回は『GPZ900R Nijya』。スペック等は他のサイトやブログでも特集が組まれていますので、中古車市場の原状や、カスタムの方向性、バイクのメリットとデメリット等を少しご紹介していきます!

 

 

【そもそもGPZ900Rとは?】

1984年から2003年までの約20年間発売された、川崎重工業のオートバイ。北米向けのペットネームとして初めて『Ninja』の名がつけられたバイクです。

同じ名前のGPZ900Rでもその仕様は年代等に変わっており、大まかにはA1~A16に分かれます(数字が大きい方が新しくなります)。ちなみにGPZを全世界に知らしめたきっかけになったのはトム・クルーズ主演の『TOP GUN(トップガン)』。A2に乗っていたとされています。ちなみに『Kawasaki』や『GPZ900R』のエンブレムは全て外されており、噂ではカワサキ社から許可が下りなかったとか?近日公開される続編『トップガン マーベリック』にはカワサキH2と共にGPZも出るとか!また人気が上がってしまいますねー!

 

【GPZ900Rの中古車市場は?】

現在、某大手中古車バイクサイトに掲載されているのは113台(2021年10月末現在)。平均価格が150万円と、正直かなり高騰しています。これは他のバイクにも言えることですが、コロナ禍以降、バイク人気が高まっており、全体的に上昇しているのが現状です。GPZの人気に拍車がかかっており、今後は玉数自体も減ってきているのでまだ高騰していくとみられます。

 

【どんなバイクを買えばいいの?】

GPZは販売から既に37年、一番最新のA16の『ファイナルエディション』でも18年の月日が流れています。必然的に新しいものになればその分値段が高く、ファイナルエディションに関しては300万円以上する中古車も!(当時の新車 販売価格は79.9万円)ですのでかなりお宝となっています。

オススメはもちろん『新しくて走行距離が低いもの』となりますが、現実問題として手が出にくい状況になっています。かといって安いものは走行距離が不明だったり、年式が古かったり・・・(安いといっても新車価格以上のモノがほとんどです)。

ここからは個人的な意見となりますが、『どういう乗り方をしたいか』によって中古車選びをして行くのがいいかと思います。例えば『ノーマルで乗りたい』『昔のスタイルを維持していきたい』という方は年式もそうですが、ノーマル車、特にカウルが残っている中古車を探すことが必須です。GPZ900Rはカウルを外して乗るのが人気だったので前オーナーが外してしまっていたり、捨ててしまっている場合が多々あります。オークション等で探すこともできますが、同じように探している方が多数ありますので、かなり高値で取引されている事も。またノーマルマフラーも高騰していますので、ノーマル派の方はまず『気に入ったスタイル』のバイクを見つけることから始めるのが良いかと思います。

 

『バッチリカスタムしたい』という方はカスタム済みの車両を探すかですが、高額パーツが付いているバイクは年式が古く、走行距離が多くても高額になっている事もあります。結局、後から『調子が悪い』なんてことが多発して出費がかさむ事も・・・。それよりもカスタム志向の方はA7以降を選択されることが賢明かも知れません。A7以降は前輪16インチから17インチに変更されており、カスタムの王道である17インチ化もスムーズに行えます。またカスタムパーツもA6までとA7までに別れている事も多く、A7以降の方が比較的豊富です。

【GPZの良いところ・悪い所は?】

やはりいいところは、その唯一無二のスタイルでしょう!ノーマルで乗ってもかっこいい、カスタムしてもかっこいい。見れば誰もが『お!?GPZ』と分かる、そのスタイルは多くのファンを魅了しています。

また、こういってはなんですが、意外と丈夫なエンジンもいいところの一つでしょう。ちょうどいい排気量で高速でも峠でも気持ちよく廻っていくエンジンは飽きることなく、長く楽しめるかと思います。

またカスタムパーツの多さも特徴です。マフラーやホイールはもちろん、外装パーツ等も多岐にわたりますので、自分好みのスタイルに仕上げることができます!

逆にデメリットは純正パーツが品薄になりつつあること、電気系統が弱いことが挙げられます。しかし絶版車は仕方が無いこと。多少覚悟が必要かも知れません。

また古い水冷バイクですので、夏場の熱ダレしやすいのもデメリットかも知れません。友人はビッグラジエターを装着しても夏は渋滞に巻き込まれると水温がどんどん上昇すると話していました笑

 

いかがでしたか?まだまだ高騰していく予想のGPZ900R。こだわりを持って所有されている方も多く、今後市場に出回る数は減少していくと思われます。そうなれば手に入れることが困難になっていきますので、今のうちの検討されるのがいいかと思います!

 

 

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